2022年に新型iPhoneとして発表・発売されると予想されるiPhone 14の最新情報です。
2021年に登場したiPhone 13のA5プロセッサには、5nmプロセスが使用されています。iPhone 14にはTSMCの3nmプロセスが使われると噂されていましたが、3nmの製造が間に合わず5nmのままではないかという情報が流れました。
Appleにとって3nmプロセスを使用するメリット
2022年新型のiPhone14に3nmプロセスが使われた場合、Appleにとってのメリットとして以下のものが考えられます。
・サイズを大きくすることなく、エネルギー消費が少ないプロセッサをiPhoneに組み込むことができる
エネルギー消費はバッテリーの駆動時間に直結しますから、3nmプロセスを組み込むメリットは大きいものです。
A16 BionicはA15と同じようにTSMCの5nmが使われる?
9to5Macによると、TSMCは生産上の問題点があるためiPhone14が3nmプロセスを搭載する可能性は低いと、11月2日の段階で報じていました。
しかし、iPhone14に関する最新情報では、TSMCは2022年に3nmプロセスの量産開始は予定通り開始すると、DigiTimesは伝えています。
A16 BionicはTSMCの3nmプロセスを使用し登場?
2022年に3nmプロセスの量産開始は難しいとされていた内容を否定するかのような情報を、DigiTimesが業界関係者から得たものとして伝えました。
それは、TSMCが2022年下半期(7月〜12月)に3nmプロセスの量産を予定通り開始するというものです。
5nmプロセスから3nmプロセスになるとiPhone 14にとって何が変わるのか
チップが5nmプロセスから3nmプロセスになると、iPhone14にとって2つの利点があります。
1つ目は演算性能の向上。
5nmと比べて演算性能が10%〜15%向上できるということです。
2つ目は消費電力を25%〜30%削減できるということ。
演算性能をアップしながら、消費電力をおさえられるので、iPhone 14に3nmプロセスを使用する利点は大きいのです。
これらはTSMCが公表したロードマップ表に明記されています。
現段階では、iPhone14に3nmプロセスが使われる確率は高くなりましたが、まだ確定したわけではありません。
3nmプロセスが使われないとしたら、4nmプロセスになる可能性は残っています。
今後出てくるiPhone 14のSoCに関する最新情報に注目しましょう。
(nishiyama082)
[Source:Wccftech , 9to5Mac Image:FRONT PAGE TECH]